根本宗子 演劇実験「コンビニ」

根本宗子演劇実験「コンビニ」観てきました!


どっ…ちゃくそ面白い
めっちゃ面白い
まさにひとつぶで2度美味しい
まず本が面白いから、なーんにも起こらない話だけど全く別の話としてめちゃめちゃ楽しめる
脚本を楽しむのと演出を楽しむのと役者の演技を楽しむのと、ざっくり3倍楽しめます
ほんと、アフタートークでも言ってたけどまだまだ切り口には色んな可能性があってたくさんの実験がこれから見れるのかと思うととっても楽しみ!!!!!



草🌱
いつもの根本さんな感じの演出で超面白い
で、出た~クズ男~!!!って感じの田村さんのタナベがやべえ
パッと見始めジジイもやばいんだけど途中からのまとも感とかとっても根本さんの本!って感じで気づけばのめり込んでるいつものやつ


肉🍖
草を見てからだと、えっ?!ってなるしょっぱなの肉演出
でも、だんだんこれが普通になっていき、もう肉じゃないと満足できない!ってなって終わる
全力系コメディ及びミュージカルのハイブリッドみたいな感じで、根本さんこんな演出もできるんだなあってびっくりした

タナベのキャラが肉と草で全然違って、草はクズ男博覧会の新商品って感じなんだけど肉はなんて言うか…鬱陶しいって言うか暑苦しいっていうかパーソナリティはいいひとなんだろうなあって感じがでてて、言い方一つでこんなにも変わるってのが芝居の楽しさだなあって改めて感じた次第です
そしてタナベの言う「怖い」が、草と肉で意味が違うのが面白い
草だとメンヘラ的怖さで、肉だとDQNヤンキー系怖さになってて、うまいなあ~のひとことに尽きた

ラストも、張り詰めて張りつめて張りつめてプチッときれたような瞬間的な大団円のある草と、盛り上げて盛り上げて盛り上げてあったまりまくってブラボー!みたいな肉で2パターン見ての満足度がやばいです
会話劇もミュージカル調もどっちも楽しく、たくさんいろんなお芝居が見たくなりました

あとコンビニ、可愛い歌ですきになりました