流星の音色 感想 きょも

感想のターンです
1幕はディズニー感のあるゆったりペースの導入
1幕終わりから怒涛の承転結が繰り広がります




〇リーパ
リーパだった
京本大我観に行ったけどリーパだった
私この、役者見に行ったはずだったけどどう見ても役でしかなかったなってなるの大好きで、佐藤がほんとにそれで、またそれを味わえた幸せがまじではんぱない
歌はミュージカルの声出しにしてるし、声も幼いリーパ(闇落ちの時はマスカラ並みに低い )にしてるからマジでリーパ
そのリーパが、最後シルウァに会うときは心身ともにちょっと成長して普段のきょもっぽい声になるんだけど、そういうの、ほんと、もう、たまらん

シルウァが消えたあとアカペラで歌うとき、鼻をすする音が聞こえてこっちもさらに号泣
あれは、役に入るよね…
新橋演舞場初めて入ったけどささやき声まで響いてめちゃくちゃ音響が良くてびっくりした
龍の血、って囁いたときあんなに聞こえると思ってなくて驚いた
なんならきょもの第一声デカすぎてびびった
シルウァと歌うときの最後のメインテーマの上手さが天元突破していた
役に入りまくり&喉開きまくりで、頼む…新録とかせずにどっかの上演回のを収録してくれ〜〜!!


1幕のリーパはまじで世間知らずの坊ちゃんで幼稚園生〜小学生の恋愛ぬね
ちょっと見ててカユいし1幕のテンポもちょっとダレ感を感じてしまったしそれっぽいディズニー感もあってかなぜかそこまで好感度が何故か高くない笑
のだが父上から真実を聞かされたとこからもうワクワクが止まらないし、槍が出てきて幽閉されたときは


キターーーーーーーー


てなりました
2幕冒頭の鳥かごみたいなのに囚われてるリーパも最高じゃない????あそこのリプライズも最高だった
そこからの継承式で竜の鱗着いた黒と赤の厨二衣装を身に纏って玉座に座って足を組む京本大我ぁ?!?!
情報量が多すぎだけどこんなの全人類がすきじゃん
そこからの表と裏の二重人格タイムもたまらん…最高だからやめてくれ…!レベルにもっと観たい!!!
クックック…みたいな悪役笑いも見れてしまってヒィってなった
でもここで人を思う大切な気持ちを一瞬なくしてしまったからリーパは成長出来て、人として深みが増したよね…竜の血に打ち勝つもの、あるよね…!!!

シルウァを選ぶとは言ってない、どっちも大切、からのシルウァを選ぶっていった時はリーパを応援したい気持ちとそれはどうなの?!って現実的に考える自分とがいて観ていて面白かった
この歳になると観劇視点が複数になったり人生に重ねて泣いたりするから自分でも驚く
そこの友達(名前失念)との一連の流れも最高だった…失いたくない気持ちわかるけど、シルウァを諦めたリーパはもう君の好きなリーパじゃないんだよ…となった

シルウァに会いに橋に来てからはもう号泣してたので記憶がよく分からないのだけど、水の演出が綺麗でびっくりしたし、そこから更にあんなに雨が降らせられてそれぞれの動きとかめちゃよくて、噴水状の水が高く上がって落ちてくるとこに次の噴水が重なるのが美しくて切なくて最高だった
怖いと言いながらリーパより先に橋を渡ろうとするシルウァが尊い
抱き合うとこは、もうリアコ的な感情とか1ミリもなくただただ幸せを祈っていたよ…息が止まった、にはヒィってなったし「愛してる」は私も息が止まった
どこまでもピュアな2人がほんとに尊い…シルウァが消えるとこ、めちゃくちゃ良い

リーパだけが残ったのは、私の解釈としては孤独なリーパを描きたかったし観たいでしょ?!って意味の時間差だと思う
リーパは1人でシルウァが溶けてしまった悲しみを感じながらあのあと解けていくんだと思う、切ないね
私は一部分を残して消える描写が大好きなので、シルウァのあれ、ベール?だけが手元に残ったのすごく性癖です
それを抱きながらアカペラで歌い出すリーパのうまさたるやだし、鼻をすする音が聞こえてきょもも泣いてるんだ…って思って泣いた
あまりにも良かった、最高の悲恋だった、でも2人にとってはハッピーエンドだもんね?

カテコの前、顔を上げたきょもの髪の毛から水しぶきが飛んだのが見えて震えた(震えすぎ)
演奏の方たちを拍手するときにちょっと屈むの可愛いし、なんかもう感無量だった


こういう舞台感想をまた書けるのが嬉しいし、きょもを好きになれて本当に嬉しいし誇らしい気持ち
京本大我さん、本当にありがとう
最後までどうか元気いっぱいでやりきって欲しい!!!