ネタバレがありますのでご注意ください
初日に観てきました!!!!!
率直な感想はこれです!!!!!
じぶんをぐっちゃぐっちゃにされて怖い気持ち嫌な気持ち悲しい気持ち不安な気持ちを引きずり出されてびっくりしたけど、でもそれでいいんだって、それだけじゃないんだって、明るい光の下で過ごして行けるんだって、ちゃんと守られる未来はあるんだって、慰めてもらえた映画でした
正直すごくセンシティブな題材、扉の中から出てきてたのは地震のメタファーで、すずめが塗りつぶしてた記憶は3.11で、舞台も3.11の東北で、11年半経ったけどこれが世間にどう捉えられるのかはわからない
私は当事者では無いし、ひとりひとりまさにとらえる度合いが違くて、同じ人は居なくて、捉え方の違いにきっと苦しんだ人が多い記憶を呼び起こされてつらくなる人もたくさんいる気がする
でも
もし真波が言ったみたいに、私を上から見てる神様的な存在がいたとして
スルー予定だったすずめの戸締まりを、松村北斗が出演するってことをきっかけに私の中で大注目作品になって
そうしてる間に私が休職して
だんだん元気になってきて、すずめの戸締まり初日に見に行こう!みたいなテンションになって
自転車に乗る楽しさを思い出したおかげで朝じゃなくて夜に見ることになって
今こうやってボロ泣きして映画館を出て帰路に着く流れを配置したことが本当になんの意味もないのなら
それは自分が自分の好きなように捉えたらいいことで、自分のためにある出来事だったってことは確かなわけだから
今日、すずめの戸締まりを観れて、良かったなって思う
すずめの部屋にあった「看護師になるには」の本
病院で働いてたお母さんが、家が無くなったから迷子で帰って来れなくなったと泣くすずめ
すずめを引き取ったことに対してずっとずっと隠してた気持ちがあった環さん
でもそれは、あれだけじゃなくて、あの気持ちだけじゃなくて、それをすずめも同じ気持ちだったこと
たくさんの人たちの「行ってきます」と「行ってらっしゃい」
その場所にあったたくさんの記憶
土砂崩れのせいで学校に急に通えなくなって、土地に住めなくなったちかちゃん
突然の予期せぬ出来事でめちゃくちゃになる人生
でもすずめを追いかけて東京まで来てくれる環さん
草太を心配して東北まで闇深家族を連れて運転してくれる芹澤
ちゃんとまた会いに来てくれる草太
行く先々ですずめのために親切にしてくれる人達
そういうのは嘘でも建前でもなくて心から本心なんだなってのがわかって、世界はつらいこともあるけど、素敵なことが、優しいことが沢山あるよって、言ってくれた気がして
今このタイミングでGood luck!がリリースされて、束の間の一花が放映していて、「チーム2人」と「先輩」が作られて、紅葉の季節だからバスでまた妹といろは坂に行けて、全国旅行支援で夫と、家族と、旅行に行けて、ハロ嫁リバイバルがはじまって
HUNTER × HUNTERまで連載再開してコミックスが出て
チネチッタプレミアム商品券なんかどこに行けばいいか分からない私のためみたいな商品券が出てコナン見てGood luckとふたりの通常盤買ってすずめ見て
夫はハイペース出張組まされたけど、夕飯作らなくていいよ、夜も好きな事しなよ、なんなら先に寝たっていいんだよって
こういうの全て、私を元気にするためにきっと配置してくれたんだって、思ってもいいんでしょ
休むなら今だよって、そういう計らいでぎっくり腰にさせて、強制的に動けなくしたんだよね?
嫌なことたくさんある現実だけど、それより確かに嬉しくて幸せで素敵で尊くて綺麗なもので溢れてて、私は今までの人生が好きで、これからも自分らしく生きたい
一分一秒でも長く、私は私でいたいって思った
悲しいこともあるけど、優しいことがたくさんあるよ、っていう、そんなふうに声をかけてもらったような映画に、私は思いました